話には聞くけどどういうものか分からない…という方や、事業者の選択に迷われている方向けにまとめてみました。
MVNOとは
Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略称で、数年前より台頭し、数々の話題を呼んできました。
大手キャリアの料金と比較して非常に安価であり、格安SIMとも呼ばれています。
大手キャリア(docomo)から移行してみて
経緯
もともと、携帯料金の圧縮には興味があったのですが、長らく決心がつきませんでした。
というのも、まともに使える端末が大手キャリアでしか出ておらず、更に2年縛りの契約形態や、端末の分割払い等の要因があり、ずるずると使い続けてしまっていたのが本音です。
しかし、機種変更の相談時に「カケホーダイ」への加入を迫られ、「電話をあまり使わないのに定額制に入るのも・・・」と考え、MVNOへの転出に至りました。
当時の携帯料金は約8,000円~10,000円でしたから、1/3~1/4まで料金を圧縮できるMVNOは非常に魅力的です。
解約手数料を支払ってDMM Mobileへと移行しました。
DMM Mobile
現在は30社以上の事業者が存在しますが、当時はDMMを含め数社程度しか選択肢はありませんでした。
OCNモバイル、IIJmio、楽天モバイルなどが有名どころでしょうか。
選択の決め手
- 未使用通信料の翌月繰越
- ポイント還元率10%(有効期間は1か月)
- 最安価格帯であること
- 通信速度の評判
などの観点から選択しました。
プラン
通話SIM 5GB 1,910円 (2016年11月現在)
純粋な音声通話を利用する機会はあまりありません(SkypeやLINEなどでも通話可能)し、家ではWi-Fiで接続するため、5GBで十分と判断しました。
また、GBあたり単価が382円と安いのもポイントです。
容量 | 価格 | 単価 |
---|---|---|
1 | 1,260 | 1,260 |
2 | 1,380 | 690 |
3 | 1,500 | 500 |
5 | 1,910 | 382 |
7 | 2,560 | 366 |
8 | 2,680 | 335 |
10 | 2,890 | 289 |
15 | 4,300 | 287 |
20 | 5,980 | 299 |
比較してみても、バランスの取れたプランであることがわかります。10GBくらいまでは候補となりそうですね。
GB単価の最安は15GBのプランです。ヘビーユーザーは検討してみても良いのではないでしょうか。
使い心地
速度
MVNOは遅い!という意見がありますが、実際使ってみるとそうでもありません。
人が多い場所や、地下鉄などでは繋がりが悪くなりますが、docomo時代も同じようなものでした。
YouTubeなどの動画コンテンツも特に不満なく閲覧できます。
サポート
SIMカードの発送
申し込みから3日ほど掛かりますので、即時使える店舗型SIMと比べるとどうしても不満はあります。
MNP切り替えの場合は最短1日~受け取りまで不通となりますので、それなりの準備をしておきましょう。
問い合わせ
普通に使っているだけなら、使う機会はあまり無いと思いますが、電話相談窓口などもあり、特に不便はしないと思います。
問い合わせしたことがないので、対応は不明です。
料金
通話料金込みで3,000円を切る程度です。今までと比較すると、毎月ディズニーランドにいけますね!
注意
現在、MVNOは大手キャリアから回線を引っ張っている関係で、中古端末は親のキャリアから出ているものか、simフリーのものしか使えません。間違えると、端末か業者を選び直さなければなりませんので、しっかり確認しましょう。
なお、本記事で紹介しているDMM Mobileは、DOCOMO系の業者となります。
まとめ
店舗型の充実したサポートが必要なければ、月々の通信料を大幅に圧縮できるのでお勧めです。反面、端末の使い方に迷ったりしても、満足したサポートは得られないかもしれません。
また、端末は主に海外製の端末になります。最近は国内メーカーも出しているようですが、フラッグシップモデルが発売されることはなく、型落ち品の焼き直しが主となっているイメージです。国内メーカーの新しい端末がほしい場合は、中古の白ロムなどを検討しましょう。
問題が起きても、自己解決出来る方は、迷わず移行してみても良いかもしれません。